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安倍晋三首相は4月26日から5月3日まで訪米する。米国東海岸と西海岸を横断してボストン、ワシントン、サンフランシスコ、ロサンゼルスの各都市を訪れる。
4月28日にホワイトハウスでオバマ大統領と首脳会談、翌29日は米議会の上下両院合同会議で演説する。
日本の首相が米議会で演説するのは、1961年に当時の池田勇人首相が下院で行って以来54年ぶりとなる。安倍首相の祖父・岸信介元首相や、麻生太郎副総理・財務相の祖父・吉田茂元首相も米国で議会演説をしているが、上下両院合同会議での演説は初めてである。
実は、在米日本大使館内に一時期、歴史問題にも言及するとされる安倍演説に対して、韓国の朴槿恵(パククネ)政権による強力なロビーイングの影響を受けた下院議員からの反発が予想されるため、演説再考を求める声があった。
だが、安倍首相は祖父の岸元首相に続きたいとこだわり、押し切った経緯がある。それだけに、スピーチライターの谷口智彦内閣官房参与(慶応義塾大学大学院教授)をはじめ、安倍周辺はこの間、安倍演説の準備に全力投球してきた。
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