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さまようユーロ 量的緩和でも消えない欧州の不安

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ついに量的緩和に踏み切ったECB(欧州中央銀行)。ユーロ安は進むが、ギリシャ選挙では反EU勢力が勝つなど火種は増える。欧州経済に曙光は差すのか。

(本誌:山川清弘)

「ECB(欧州中央銀行)理事会は、資産買い入れプログラムが法的な意味で真の金融政策手段だと表明することで全会一致した」(マリオ・ドラギECB総裁)

またしても「ドラギマジック」の面目躍如か。1月22日、ECBは国債買い入れによる市場への資金供給である量的金融緩和(QE)に踏み切った。ユーロ導入に向けて1998年に設立されて以来、ECBの量的緩和は初めてのことだ。政策金利は過去最低の0.05%で据え置く。

買い入れは3月から開始し、金額は毎月600億ユーロ(約8兆円)。2016年9月まで継続し、その時点でECBのインフレ目標(2%)がクリアできなければ、緩和を延長する。16年9月までの買い入れ総額は1兆ユーロを超す見込みだ。

[図表1]
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大幅な金融緩和を好感 ユーロ安傾向が定着

市場には「事実上の無制限緩和」と受け止められ、1月26日には一時1ユーロ=1.1ドル台前半まで0.1ドルほどユーロ安が進んだ。従前の観測をやや上回る緩和額が好感され、米欧市場の株価も上昇した。

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