【産業天気図・精密機器】オフィス需要回復、カメラも順調で業況感は「晴れ」続く。ただコンパクトカメラは競争激しく勝敗が鮮明化

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10年10月~11年3月 11年4月~9月


 精密機器業界は2011年9月まで、「晴れ」の活況が続きそうだ。事務機などのオフィス需要は、ハード(本体販売)に続きソフト(保守サービス・消耗品)が上向き始めた。デジタルカメラ市場は、レンズ交換式カメラを中心に想定超の拡大を見せている。コンパクトカメラ市場も競争は厳しいが、新興国を中心に成長が見込まれる。

今4~6月にかけて、事務機本体の売り上げは復調傾向にあったが、顧客の経費削減策の一貫としてカラーコピーは抑制されていた。ここにきてようやく、「消耗品や保守サービスがかなり回復してきた」(キヤノンの田中稔三副社長)と、ソフト面の需要も徐々に上向いてきた。

とはいえ、需要水準はピーク時の8割程度で頭打ちすると見られており、各社は10年初からターゲットの拡大戦略を実行している。たとえば大企業向けが強かった富士ゼロックス(富士フイルムホールディングスのグループ会社)は、中小企業向けの低価格帯製品を充実。カラー機を強みとしてきたコニカミノルタは、モノクロ機の新製品を投入し、こちらも主に中小企業の需要取り込みを狙う。中国でのシェアが相対的に低いリコーは、内陸部を含め営業人員を増やし直売体制を強化する。

デジタルカメラは順調に伸びているが、レンズ交換式カメラ(一眼レフ、ミラーレス)とコンパクトカメラでやや様相が異なる。

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