登校をしぶる子にやってはいけない致命的な言動 自己肯定感が低くなる生活環境に置いていないか

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不登校当初、私は「2、3日休めば、娘は学校に行くだろう」と思っていました。

しかし、娘は中学1年生の3学期から不登校になり、中学卒業までの約2年半、学校にはほとんど行きませんでした。

高校生になり、学校には毎日行けるようになったものの、何か負荷がかかると学校を休む日々が続きました。

「この子は、もう大丈夫」そう思えるようになるまで、約5年かかりました。

「真面目で良い子」と評されていた娘

娘は、担任の先生から「真面目で良い子」と評されるような子どもでした。

でも、ある日突然、学校に行けなくなりました。

「学校で何かあったのでは?」と思い、担任の先生に尋ねましたが、学校生活では特に問題はなく、友だちとのトラブルもなさそうとのこと。

娘本人に理由を聞いても、はっきりとした理由はなく、「自分でもなぜ学校に行けないのかわからない」と言います。

「なぜ、娘が不登校になったのか?」その原因を突き止めて解決すれば、娘は学校に行くだろうと思った私は、不登校や心理学に関する本を読み漁り、ネットサーフィンをし、情報をかき集めました。

その過程でだんだんと、自分が「きちんと子どもを育てなければならない」と思うがあまり、「あれした?」「これはダメ」などと口うるさく言って子育てしてきたことに気づきました。

日々の仕事や家事に追われて、グズグズしている娘に、「早くして! どうしてさっさとできないの!」と、イライラしてきつく当たったこともよくありました。 知識を得るにつれ、今までの娘の言動と、今まで自分のやってきたことが合致し、娘の不登校になった理由が理解できるようになっていきました。

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