登校をしぶる子にやってはいけない致命的な言動 自己肯定感が低くなる生活環境に置いていないか

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では、どうすれば子どもが不登校から脱出できるのでしょうか?

大切なのは、子どもの自己肯定感が低くなるような生活を送っていないか見直してみることだと私は思っています。

もし子どもの自己肯定感が低くなっているようなら、勉強、学校のプレッシャーはいったん横に置き、子どもを見守り、家を安心・安全の場にするのがいいでしょう。

親がきっちりしていて責任感の強い人ほど、しつけが厳しくなる傾向があります。そして、良くも悪くも、子どもの自己肯定感を低下させてしまいやすかったりします。

不登校脱出にかかる時間の長さは問題じゃない

「どきっ!」とされる親御さんも、中にはおいでかと思いますが、「私のせいでこの子は不登校になった」と自分を責めないほうがいいです。

『子どもが不登校になっちゃった! 』(すばる舎)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

自分を責めるのではなく、「今から何ができるのか?」を一緒に考える。たとえば、親の抱えている問題を「子ども」と「親」の問題に分けて考えてみる、子どもの言葉そのものではなくメッセージを受け取るようにする、無性の愛で子どもを受け入れてあげる、など……。

お子さんへの関わり方を少し変えるだけで、親子関係が驚くほど円滑になり、お子さんも本音を話してくれるようになるはずです。

不登校から脱出するまでにどれくらい時間がかかるのかは、それぞれ個人差があり、長くかかったらダメだとか、早ければ良いとかいう問題ではないと私は考えています。 人生は長いです。不登校脱出まで長くかかったとしても、これからの人生で何か問題があった時に、乗り越える力がついているほうが、よっぽど大切です。

ラン 不登校コンサルタント、ブロガー

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Ran

28歳で起業。33歳で娘を出産。一家の収入を担うワーキングママ。我が子が不登校になり、親としての数々の失敗を経験する。完全不登校脱出まで約5年かかった娘は、希望の大学に合格し、現在、大学生活を謳歌中。自身の経験を綴ったブログでは、親子の明るい未来と人生の秘訣を伝えている。同じように不登校の子の育て方に悩む親たちからは「納得や共感ができ、どうすれば良いのかが胸にストンと落ち、メッセージを読んでいるうちに救われた気持ちになる」と定評がある。また、不登校ママ脱出講座などを通じ、数多くの親たちの支援も行っている。

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