理想の上司のタイプは「タモリ」と「天海祐希」

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理想の上司のタイプは「タモリ」と「天海祐希」

労務行政研究所のジンジュール編集部では、フリーペーパー第2号の発行を機に、「ビジネスパーソンの生活スタイルと仕事力に関するアンケート」を実施し、このほど結果を発表した。

上司や同性の同僚が悩みのタネ

職場の人間関係で悩みがある人は、全体の61.2%。ちなみに、「悩みがある」と回答した252人に悩みの対象を複数回答で聞いたところ、全体では「男性の上司」が52.2%と、2位の「男性の同僚」14.8%を大きく引き離して1位だった。

男女別にトップ3を見ると、男性では「男性の上司」57.3%、「男性の同僚」18.2%、「男性の先輩」12.6%の順。

女性の場合は「男性の上司」42.4%、「女性の上司」「女性の同僚」がともに21.2%となっている。男女とも上司や同性の同僚が悩みのタネのようである。

モチベーションを上げて仕事をしていくためにも、上司がどんなタイプかは重要な要素となる。今回、ビジネスパーソンに理想とする上司のタイプを各界の有名人に例えて、男性上司・女性上司別に聞いてみた。

■男性上司

男性の上司のトップは、タレントのタモリタイプ。日頃テレビ等で見掛ける、“部下を頭ごなしにしかることはなく、どんな相手とも友好な関係性を築く調整役”という上司像が、現在の職場にフィットするようだ。

2位は“出しゃばることなく、穏やかに、堅実にデータを取り扱う職人肌の分析家”である、ニュース解説者の池上彰タイプ。3位には、“与えられた職務に応じてベストな行動をするが、飲み会の席では常に本音ベースのトークを展開”する俳優の唐沢寿明タイプとなっている。

いずれのタイプも、自分の職務をしっかり全うしたうえで、それぞれのスタンスで部下との関係を築くタイプである。

職場で求められる上司の要件が、強烈なリーダーシップを発揮して部下を引っ張っていくタイプからずいぶん変化してきていることが分かる。

順位 名前 
1タモリ
2池上彰
3唐沢寿明
4阿部寛
5三浦知良
6島田紳助
7明石家さんま
8堤真一
9HIRO(エグザイル)
10高田純次
11川口能活

■女性上司

理想の女性上司の1位は、天海祐希タイプ。天海は仕事をバリバリこなし、部下からの人望も厚いというイメージがある。同時に、その場を和ます発言により部下から突っ込まれることもありそうに見える。デキる女である部分に加え、ちょっぴり“抜けてみえる”キャラに親しみを感じるようだ。

2位は、同率で麻木久仁子タイプと勝間和代タイプ。麻木は、クイズ番組での知的な様子や若手出演者への気配りから、理論家肌であり、若手社員でも気軽にコミュニケーションができるというイメージがあるようだ。

一方、勝間は、自分の意見をはっきりと言うというイメージがお茶の間に浸透し、会社でも上司に正面からモノ申し、自己実現に向かって邁進するパワフルなキャリアウーマンととらえられている様子だ。

この結果から、ビジネスパーソンが求める女性上司像としては、まず、「仕事ができる」「バリバリこなす」ところが不可欠である。加えて、天海のように周囲を和ます雰囲気や場作り、麻木さんのように若手でも気軽にコミュニケーションができそうという「親しみやすさ」が大切ということがわかる。

順位名前
1天海祐希
2麻木久仁子
2勝間和代
4和田アキ子
5黒木瞳
6ジャガー横田
7米倉涼子
8篠原涼子
9西村知美
10松嶋菜々子
11香山リカ

(東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之)

【調査概要】
調査名:ビジネスパーソンの生活スタイルと仕事力に関するアンケート
調査方法:株式会社マクロミルのモニター(25~59歳のビジネスパーソン)を対象にインターネットで調査
調査期間:2010年7月21~22日 サンプル数:412サンプル(男性272サンプル、女性140サンプル)

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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