米イーベイ、ペイパルを分離・独立 2015年下期に実施
[30日 ロイター] - 米電子商取引大手イーベイ
イーベイのジョン・ドナヒュー最高経営責任者(CEO)は声明で、2015年以降、ペイパルをイーベイの傘下にとどめておくことは、戦略、競争のいずれの観点においても双方の事業に有益でないことが、取締役会の戦略的見直しで明らかになったと述べた。
ドナヒュー氏は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)とのインタビューで、イーベイの株主である米著名投資家のカール・アイカーン氏がこれまで提案していた戦略に従っていると認めた。ただ、慎重な検討のうえでの決定で、外部からの圧力に屈したわけではないとした。
イーベイによると、マーケットプレイス(電子商取引)および企業向け部門の収入はこれまでの1年で10%増の99億ドル、ペイパルの収入は19%増の72億ドルだった。
パイパー・ジャフリーのアナリストらは調査ノートで、「マーケットプレイスとペイパルを分離することで、マーケットプレイスが買収対象としてより魅力的になる可能性がある」と指摘した。
組織再編後は、マーケットプレイス部門の責任者であるデビン・ウェニグ氏がイーベイのCEOに就任し、アメリカン・エキスプレス
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら