トラが人を襲う事件が19世紀末から増え始めた訳 2022年の干支で絶滅危惧種でもあるその生態
トラはネコ科最大の動物です。がっしりとした体格で、鋭いきばと力強い前あしで獲物を攻撃します。アジアに5種類の亜種がすんでいます。
亜種の中でもっとも数が多いのが、インド周辺にすむベンガルトラで、アムールトラの次に身体が大きく、シカやスイギュウなど大型の哺乳類を獲物にしています。中国に生息していた亜種アモイトラは、野生ではすでに絶滅したとされています。
狩りの成功率は10~20回に1回程度
トラは単独で行動し、活発にシカやイノシシなどの獲物を探し回ります。獲物を見つけると、背後や横から近づき、襲いかかります。獲物の肩や首を押さえつけて地面へと倒し、首にかみつきますが、大きな相手の場合は、のどに噛みついて窒息させます。
ただし、狩りの成功率は意外に低く、10回または20回に1回程度しか成功しません。
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