産業リサーチ(ドラッグストア) 後継者不足や競争激化でグループ化

急成長を遂げてきたドラッグストアも、各社の急速な出店や異業種からの参入で競争が激化している。核となる企業を中心に合併、吸収、提携が盛んだ。
 現在は4つの「連合体」が市場の主流を占める。最大はイオングループ傘下のイオン・ウェルシア・ストアーズ。次にマツモトキヨシ。カワチ薬品とサンドラッグの連合。そしてコクミンとセイジョーのグループだ。
 背景には、競争による収益性の低下や経営者の後継者不足などがある。また、ウェルシアのように、これまでの流通業での蓄積を最も生かせる業種として積極的になっているのも、再編を加速させている要因だ。
 今後も、主にグループ化を中心とする再編は続くだろう。ただし再編効果については見極めが必要だ。シュローダー投信投資顧問の渡辺林治・調査部部長は「立地に適した店舗開発力、スケールメリットを生かせる経営力が確保されているかがカギになる」と指摘。地域特性に合った出店力とそれを運営できる人材を確保できるか、また収益性を意識した経営がグループ全体でなされるかどうかがポイントだ。

(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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