「お金の教育、なぜ必要?」日芸出身の税理士が語る 金融教育本格化で「お金についてどう教えるか」
子どもたちがお金について学ぶことで、どのような大人になってほしいのか。大河内さんは次のように語る。
「あくまでもお金は道具です。道具だからこそ、人間が操るものでなければならない。子どもたちには将来、お金に縛られるような人生を送ってほしくないのです。お金は、きちんと使い方を知っていれば、怖いものではありません。投資だってお金の使い方の1つです。子どもたちには、正しくお金を使えるようになってほしいですね」
これから学校でお金の教育が浸透していけば、お金の仕組みを理解し、どうやって稼ぎ、どう使っていけばいいのかという、生きていくための知恵を得ることができるはずだ。
「若い世代の起業家の方と話すと、フリマアプリを使用してお金の仕組みを学んだと語る人もいます。僕も出前授業をはじめとして、学校でのお金の教育をサポートすることで、一緒に盛り上げていければと考えています。オンライン授業でもいいですね。お金の教育は、格差なく浸透することが必要だと考えているので、学校以外でも、子ども食堂のような子どもがたくさんいるところなどで、授業ができればと思います。お金の教育は、人生において長期的に役立つものです。僕も教育現場にお伺いしたいと思っています」

株式会社ArtBiz代表取締役。税理士。芸術学部卒という税理士として異色の経歴を持ち、芸能・芸術/クリエーターに特化した税理士事務所を経営。また、Webメディアでの発信を得意とし、YouTubeチャンネルを運営(登録者は税理士として最大級の30万人超)。現在はオンラインサロン「大河内薫マネリテ戦略室」を活動の中心に据えて、お金の教育を浸透させるべく活動中。小学校から大学まで、実際の学校現場でも「お金の授業」をしている。著書に19万部を突破した『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』や、近著に発売2カ月で6.3万部を突破した『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』(ともにサンクチュアリ出版)などがある
(文:國貞文隆、写真:すべてArtBiz提供)
制作:東洋経済education × ICT編集チーム
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