カローラクロス対ヴェゼル、最新SUVを徹底比較

若干クラスは異なるが、価格ではライバル関係

新型ヴェゼルのスタイリング(写真:本田技研工業)

一方のヴェゼルは、初代モデルが2013年に登場した。現在も人気が続くコンパクトSUVの先駆者といえる同モデルは、累計販売台数で約45万台以上、過去4度のSUV新車販売台数1位を獲得するなど、数々の輝かしい記録を打ち立てた大ヒットモデルだ。

その後継となる現行モデルは、約8年ぶりのフルモデルチェンジを敢行して登場した。先代からのクーペ的なスタイルを継承しながらも、室内の居住性や使い勝手の良さを向上。独自の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッド車を用意するなどで、高い燃費性能も追求したモデルだ。

カローラクロスとヴェゼルのスタイリング

カローラクロスの走行イメージ(写真:トヨタ自動車)

カローラクロスは、SUVらしいダイナミックな外観に仕上げているのが特徴だ。ボディのアッパー部はガラス面やフロント・リアのランプに伸びやかなデザインを施す一方、前後フェンダー部を張り出させたワイド感あるボディラインを採用する。とくにフロントフェイスは印象的で、バンパー下部に大型グリルを装備するトヨタ独特の「キーンルック」を採用し、迫力あるフォルムを生む。

なお、日本に先駆けてタイ、台湾、北米などで発売された海外仕様では、フロントグリルはさらに大型のものが装備されており、よりアウトドアに似合うワイルドな印象を持つ。対する日本仕様は、ほかのカローラシリーズに近い顔付きにすることで、都会的な味付けも加味した。また、フロントのエンブレムも海外仕様が「トヨタ」マークなのに対し、日本仕様はカローラブランドを象徴する「C」マークとし、ヘッドライトにも日本独自のデザインを採用する。

ヴェゼルe:HEV Z(FF)アーバンスタイルの外観(写真:本田技研工業)

一方のヴェゼルは、流麗でクーペ的なフォルムを持たせることで、より洗練された印象の外観デザインを採用する。また、全席で爽快な視界を生み出す内装の造形を意識した「スリーク&ロングキャビン(滑らかで長い乗車スペースといった意)」を採用する。フェイスデザインには、フィンのような形状や外装色と同色にすることでボディとの一体感を高めたフロントグリル、よりシャープになったヘッドライト形状などにより、スマートかつ個性的な表情を持たせている。また、車体のサイド部は、ヘッドライトからリアコンビネーションランプに至るまで、水平基調のデザインを取り入れ、リアゲートの角度を寝かせるなどで、全体的にスマートなイメージに仕上げている。

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