大谷翔平のフェイク動画230万超再生、荒稼ぎの闇

YouTube超ヒットで「収入」はどのくらいか?

YouTubeでは、大谷翔平選手の活躍にあやかり数百万人から時間泥棒をする「フェイク動画」が再生回数を伸ばしている(写真:wellesenterprises/iStock)

投打の二刀流で絶好調の活躍を続けるエンゼルスの大谷翔平。最近はその活躍にあやかり、YouTubeで大谷の「フェイク動画」が投稿されているのをご存じだろうか。動画は軒並み再生回数を伸ばし、なかには230万回再生を超える動画も存在する。いったいどのような動画なのか。ネットリテラシーの専門家に聞くと、巧妙な手口や悪質さが見えてきた。

当記事は、AERA dot.の提供記事です

9月3日正午時点で、大谷のフェイク動画は複数確認できたが、なかでも再生回数を稼いでいるのが、「Angels TEAM WeBelieve」というアカウントだ。

現在、大谷のホームラン数は42本(9月3日時点)だが、動画のサムネイル(トップ画面などで表示される静止面)には「日米大興奮 43号」「祝 43号」などの文字が記載されている。

映像の中身は過去のホームラン動画で、それを「43号目のホームラン」であるかのように配信し、再生数を稼いでいる。動画のなかには232万回再生を超えるものもあった(動画は9月3日20時時点で削除済み)

野球ファンの反応

野球ファンはこうした動画をどうみているのか。

東京都の会社員男性(28)は、仲間の間でも、大谷のフェイク動画は話題になったという。

YouTubeには、まだ打っていないはずの「43号」の動画が複数見受けられた(9月3日時点)(写真:AERA編集部)

「大谷はホームランを連発しているので、YouTubeで『今日も打ったかな』と『大谷』のワードで検索するのが日課になっています。最新の情報を見たいので、タイトルやサムネを見て、号数の数字が大きいほうを見る。

それで『打ったんだ』と思って動画を見たら、全然違う動画だったりして、めちゃくちゃ腹が立ちます。押したのが悔しいですし、無駄にした時間を返せと思う。打てば打つほど、彼らが稼いでいると思うとむかつきますね」

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