アウディ「Q5スポーツバック」が作るSUV新基準 車内空間を犠牲にせず実現した流麗なフォルム

✎ 1〜 ✎ 64 ✎ 65 ✎ 66 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
Q5スポーツバックのサイドシルエット(東洋経済オンライン編集部撮影)

Sラインは、スポーツバック専用のアルミニウムルックインサート付きハニカムメッシュグリルを採用したほか、マトリクスLEDヘッドライトを標準装備する。また、前後のLEDライトには、ターン時に視認性の高い照明パターンを展開する「ダイナミックターンインディケーター」も内蔵する。

なお、Sラインには、Q5スポーツバック導入を記念した230台の限定車「ファーストエディション(1st edition)」も設定される。外装にはコントラストペイントを施し、コントラストカラーの20インチホイール、ダンピングコントロール付きサスペンション、ファインナッパレザーなどを装備した仕様だ。

また、新テクノロジーの「マトリクスOLEDリヤライト」も標準装備する。これは、車両の停車中に後続車が2m以内に接近すると超音波センサーが探知し、リヤOLEDライトがすべてのセグメントを点灯させることで、後続車のドライバーに注意を促す機能だ。通常のQ5スポーツバックにはオプション設定がなく、ファーストエディションとSQ5スポーツバックだけの特別装備となる。

ディーゼルターボ&マイルドハイブリッドによる走り

パワートレインには、2.0L・直列4気筒直噴ディーゼルターボを採用する。ベースモデルのQ5には、2.0Lガソリン車もあるが、スポーツバックはディーゼルのみの設定だ。ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを用いた「マイルドハイブリッドシステム(MHEV)」を採用し、発進時などの燃費向上を図る点もベースモデルと同様だ。

Q5スポーツバックのドライビングシート(東洋経済オンライン編集部撮影)

また、トランスミッションには、ダイレクトかつ素早い変速を可能とする「7速Sトロニックトランスミッション」を搭載。駆動方式には、アウディ独自の4WD機構、AWDクラッチ付き「クワトロ(quattro)」を採用し、幅広い路面状況に対応する。エンジンの動力はプロペラシャフトを介して後輪へ伝える方式だが、システムが4WD走行を不要と判断すると、AWDクラッチなどによりプロペラシャフトとリヤドライブシャフトをそれぞれ切り離し、前輪のみの駆動に切り替わる。

また、BASにより、コースティング(惰力走行)時にはエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制しながら快適なドライビングを実現する工夫もなされている。

次ページ高性能バージョンのSQ5と各グレードの価格
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事