初披露、TikTok運営「バイトダンス」決算の中身 経営トップと全従業員の社内交流会で公表した

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TikTokの運営会社である字節跳動科技は財務状況を初めて公開した。写真はイメージ(編集部撮影)

ショート動画アプリTikTok(ティックトック)など複数の人気アプリを運営する中国の字節跳動科技(バイトダンス)は6月17日、経営トップと全従業員との社内交流会を開催した。

この席上で、未上場企業である同社の財務状況が初めて披露された。CEO(最高経営責任者)を務める梁汝波氏の説明によると、2020年の通期の売上高は前年比2.11倍の2366億元(約4兆719億円)、純損益は147億元(約2530億円)の赤字だった。

今回のような交流会は初めてではない。これまでも共同創業者である前CEOの張一鳴氏と、同じく共同創業者の梁汝波氏が参加し、オンラインとオフラインを併用して開催してきた。一般社員も自由に質問できる。

梁氏は財務状況を公開した理由について、「わが社の事業規模は大きくなり、新たな段階に入りつつある。社内外に対して(経営状況に関する)透明性と開放性を高めたい」と説明した。そのうえで「新しい事業を始める際にも、事業の関連データや売上高と損益を含む財務データを社員の皆さんにお知らせする」と約束した。

月間アクティブユーザー数は19億人

交流会では財務状況のほか、バイトダンス傘下のアプリが2020年末時点で150を超える国と地域で利用され、月間アクティブユーザー数が合計19億人に上ることも明らかにされた。これらのアプリには35以上の言語が対応しているという。

本記事は「財新」の提供記事です

財新記者は取材を通じて入手した交流会の情報を基に、バイトダンスに対して赤字決算の原因や、公表された財務データに海外事業分が含まれているか、また今後の財務状況開示のタイムスケジュールなどについて問い合わせた。だが同社からの回答は得られていない。

現在のバイトダンスの主力アプリは、TikTokのほか、その中国国内版である「抖音(ドゥイン)」、ニュースアプリの「今日頭条」などで、1日当たりのアクティブユーザー数はそれぞれ億単位に上る。なお、TikTokはバイトダンスにとって海外市場で最も成功した製品だ。調査会社のセンサータワーによれば、2020年1月1日から12月17日までの期間に、TikTokのダウンロード回数は全世界で9億6100万回に達した。

(財新記者:関聡)
※原文の配信は6月17日

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