米加州コロナワクチン接種すれば賞金がもらえる 現金やクッキーなど促進策導入する地域も増加
米カリフォルニア州当局は新型コロナウイルスのワクチン接種を促進するため、総額1億1650万ドル(約128億円)の賞金を準備した。
27日にカリフォルニア州が開始した新キャンペーン「勝利のためのワクチン」では、12歳以上の住民で少なくとも1回接種を受けた人は6月に3回行う抽選の対象者となる。米国では予防接種に消極的な住民を説得するため、現金やクッキーなどのインセンティブを導入する地域が増えている。
カリフォルニア州の抽選はまず6月4日と11日に行われ、1人当たり5万ドルの賞金を受け取る当選者計30人を選ぶ。15日に行う最後の抽選では、10人が1人当たり150万ドルの賞金を得る。このほか、同州の食料品チェーン店で使用できる50ドルのプリペイドカードが200万人に与えられる。
全米で人口が最も多い同州は社会的集まりや事業活動の制限をほとんど解除し、6月15日に経済を全面的に再開する構え。12歳以上の州住民の約63%はワクチン接種を受け、感染率は全米で最も低いとニューソム州知事は27日に語った。ただ、接種対象者の中でまだ1200万人は1回も接種を受けていないと推定されている。
原題:California to Give $116.5 Million in Prizes for Vaccinations (1)(抜粋)
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著者:David R. Baker
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