ブリヂストン、ゴルフブランド刷新の思惑

全英オープンで宮里優作も「Bマーク」を使用

ブリヂストンスポーツの梶CEO(左から4人目)と契約プロたち

ゴルフ業界大手のブリヂストンスポーツ(BS)は7月14日、新ブランド「BRIDGESTONE GOLF(ブリヂストン ゴルフ)」を発表した。このブランドは米国ですでに展開しているもので、日本でも同ブランドを主軸にしていく。

BSの梶哲也CEO(最高経営責任者)は「わくわくするような商品・サービスを提供し、日本発の世界基準になるべく、展開していく。最高のゴルフ体験をお客様にお届けすることで、市場を活性化していきたい」と意気込んだ。

なぜ今、刷新するのか

発表会で目立ったのは、親会社ブリヂストンの存在感だ。ブリヂストンの西海和久COO(最高執行責任者)が「新ブランドはグループ総力を挙げて作り上げた結晶。技術、ビジネスモデルの両面でイノベーションを推進していく」と力を込めれば、グループのグローバルマーケティングを担当する石橋秀一CMO(最高マーケティング責任者)は「ブリヂストンの社名を冠したブランドは大きな柱になる。真のグローバルブランドになりたい」と期待を語った。

画像を拡大
「真のグローバルブランドになりたい」と語った、ブリヂストンの石橋CMO

それもそのはず、ブリヂストンは6月にIOC(国際オリンピック協会)と10年間にわたるTOPスポンサー契約を結んだばかり。同社にとって、ゴルフを含むスポーツは、ブランディングにおける重要なコミュニケーションプラットフォームという位置づけなのだ。

BSはこれまで、国内は看板ブランドで主にアスリート系ゴルファーを対象とした「ツアーステージ」と高級ゾーンの「ファイズ」、米国で「ブリヂストンゴルフ」ブランドと、日本と海外で異なるブランドを展開してきた。しかし、ツアーステージは「ゼクシオ」「スリクソン」のダンロップスポーツや海外ブランドの攻勢を受けブランド力が低下。BSの売上高は下降線をたどってきた。

次ページなぜブランド力は低下したのか
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 貧困に喘ぐ女性の現実
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • コロナ後を生き抜く
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT