「人生は無意味と感じる人」が暗闇を抜ける方法 中年期に8割の人が経験する深刻な精神的危機
本当に自分にフィットしているルールなのか、どこかのタイミングでしっかりと検証し、「合わない」「不快だ」「必要がない」と感じたルールや関係性にはNOをつきつけましょう。自分のルールに基づいて生きる道を探すことで、人生は再定義できます。
その際、自分の好ましいルールや自分らしい生き方をいきなり見つけようとはしないことです。逆に「自分に合わないもの、やりたくないことを見つけ、NOを言うことから始める」ことが正解。消極的に見えるかもしれませんが、これこそが誰にでも始められる「自分のルール」を探す方法なのです。
自分を喜ばせる時間やエネルギーを増やす
おそらくあなたは多くの時間を他人のために割いているはずです。
会社や社会、競争、気の進まない頼まれごと、意味のない会議、義務感……。これら他人のものさしで「善」とされた価値観やルールに適応できず、会社や社会や身近な人からネガティブな判断を下されている自分のことを「ダメ人間」「能力も魅力もない」「幸福になる価値がない」と思い込んではいませんか。
ミッドライフ・クライシスを乗り越え、自分なりの幸せを追求し生きていくためには結局のところ、自分を喜ばせる時間やエネルギーをできるだけ増やしていくしかありません。
本書『NOを言える人になる』では、他人のルールではなく、自分のルールで生きるための方法を紹介しています。人生の時間は限られています。自分を縛っている他人のルールを今こそ断ち切り、自分のルールに基づいて、あなただけの物語を紡いでいくための参考にしてもらえたら幸いです。
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