「自己肯定感が低い人」がやってしまう言動4つ つねに「逃げ腰」な姿勢になっていませんか?

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つまり、緊張が高まりあがり状態になっているときは無意識に息を吸ってしまっているのです。だから意識して息を吐いて副交感神経を優位にしていくことで落ち着きを取り戻すことができます。

ただ息を吐けばいいかというとそうではなく、ゆっくりと長く息を吐くことで段々とリラックスできるようになってきます。緊張が高まったら、頭の中でどうにかしようとせず、これを意識しましょう。

以上シンプルではありますが、厳選してご紹介させていただきました。

「ダメ教育」が子どもを委縮させる

近年、日本の学生は、アメリカや韓国、中国などと比較すると自己肯定感が低くなっているという調査結果もあるようです。なぜ自己肯定感が低くなっているのでしょうか。これは私の持論ですが、子どもの時から夢に対する教育を受けていないからだと思っています。

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日本は「短期目標」と「努力」、そして「反省」の文化があるので、長期的な視点、つまり夢やビジョンに関することを習わないで大人になっていきます。だから将来への不安も大きいのです。

さらには「ダメ教育」と私は揶揄していますが、「あれをしちゃダメ」「これをやっちゃダメ」とダメなことばかりを記憶させる教育をしていらっしゃる親御さんや学校の先生の存在です。これにより「やってはいけないことをやらないでおけば大丈夫だ」と、子どもが挑戦しようとする意欲をなくしてしまいます。つまり〝やる気と自信〟が失われていくわけです。

「いまの若い人たちは心が弱い」と言う人もいますが、脳のことがわかると、実は、心が弱いわけではなくこういった過去の記憶が邪魔しているだけなのです。過去の「できない」というデータを記憶してしまっているためにマイナス思考になってしまっているのです。

今回の記事では、この過去の記憶にとらわれることなく、普段の意識することで「できる」という自信を形成するコツをお伝えしました。できるものから少しずつ、意識して実践してみてください。

飯山 晄朗 メンタルコーチ、人財教育家

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いいやま じろう / Jiro Iiyama

中小企業診断士。銀座コーチングスクール認定プロフェッショナルコーチ。JADA(日本能力開発分析)協会認定SBTマスターコーチ。金沢大学非常勤講師。商工団体の経営指導員としての11年間で、中小企業の経営、財務、労務相談を5000件以上こなし、独立後は中小企業の人材教育に携わり、2つのコーチングスクールの運営。オリンピック選手や高校野球部を始めとするアスリートたちのメンタルサポートを行っている。主な著書『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』(秀和システム)。

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