アップルが「紛失防止タグ」「紫のiPhone」を発表 24インチiMac発売、iPad ProとApple TVも進化

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ビデオプレゼンテーションに登場したアップルのティム・クックCEO(写真:アップル基調講演ビデオより)

アップルはアメリカ太平洋夏時間4月20日午前10時(日本時間4月21日午前2時)、オンラインイベントを開催した。本社「Apple Park」で撮影された映像を通じて、数々の新製品とサービスを発表した。まずは発表順に短く解説していく。

発表された製品とサービスとは?

・Apple Card Family(アメリカのみ)

iPhoneのみで発行できるクレジットカードに、家族カード機能を追加。Apple IDのファミリー共有グループに属する13歳以上の家族メンバーに対してデジタルで家族カードを割り当てることができ、使った金額を手元で管理し、請求を統合できる。画期的なのは子どもが18歳以上になると、クレジットヒストリー(履歴)を蓄積していくことができる点。

・Podcastアプリの刷新

5月から、170カ国で番組の有料購読制を導入。良質な番組のマネタイズ環境を構築していく。同時にクリエイターによる番組のキュレーション「チャンネル」を導入し、無料コンテンツを楽しんでもらいながら、クリエイターは有料購読への導線を作ることができる。

・パープルのiPhone 12 / iPhone 12 mini

紫色のiPhone 12とiPhone 12 miniをラインナップに追加した。2019年モデルのiPhone 11にもパープルのラインナップが用意されており、復活させた格好だ。アップルのウェブサイトでの価格は税込み表記となり、5.4インチのiPhone 12 miniが8万2280円~、6.1インチのiPhone 12が9万4380円~。

・AirTag

アップル純正の忘れ物防止タグ。標準的なボタン電池で1年以上持続する。耐水性を備えており、文字や絵文字の刻印でカスタマイズ可能。iPhone 11以降に搭載されたU1チップに対応する「超広帯域通信」(UWB)を用いて、正確な距離と方向をガイドして自分の物を見つけることができる。

アップルの探し物トラッカー、AirTag(写真:アップル基調講演ビデオより)

また、世界中の人が使うiPhone・iPad・Macで構成される「Find My Network」を活用し、通信機能を持たないAirTagのありかを追跡することができる。

アップルが革のホルダーを用意するほか、Apple Watchでコラボレーションしているエルメスからも、アクセサリーが発売される。価格は1つ3800円、4個セットで1万2800円。4月23日から注文を受け付け、4月30日発売。

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