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物価目標2%、景気拡大でも日本は達成できない 元理事・門間一夫氏に聞く金融政策のゆくえ

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  • 中村 稔 東洋経済 編集委員
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――日本だけ物価目標を取り下げると、円高になるという懸念があります。

そこが悩ましいからこそ日銀は今回、点検をやらざるをえなかった。つまり、2%目標はやめられないし、ETF買い入れもやめられない。だが、やめないと問題が大きくなる。

今回の点検で日銀が説明しているように、2%目標はグローバル・スタンダード(世界標準)であり、日本だけやめると円高リスクなどいろいろ不都合が生じる。次善の策として、2%目標を続けるが他の政策とヒモづけないで事実上、形骸化していくしかない。

マイナス金利政策や長期金利のコントロールも異常な政策であり、物価2%目標とのリンクを外していく必要がある。景気のよかった2017~2018年でもマイナス金利は続き、長期金利もゼロだった。今後、コロナ禍後の次の景気拡大期に、こうした異常な政策を見直していけるか(どうかが勝負)だ。

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