『アリス・イン・ワンダーランド』--映画が引っ張る経済成長《宿輪純一のシネマ経済学》

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 原作の『不思議の国のアリス』は、1865年にルイス・キャロルによって描かれた世界的に有名な小説で、誰でも1度は読んだことがあるだろう。30本以上の映画、数え切れないテレビ作品となってきた。

この作品の魅力は“摩訶不思議な奇妙さ”。同じ魅力を持ち、アリスを最大限に光らせることができたのが、ティム・バートン監督である。彼は幻想的で独特な映像美の作風を持ち、鬼才ともいわれる。

本作品でも組んでいるジョニー・デップとの作品が多く、2人が組んだ映画は『シザーハンズ』『エド・ウッド』『スリーピー・ホロウ』『ティム・バートンのコープスブライド』『チャーリーとチョコレート工場』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』に続いて7作目となる


■ティム・バートン監督(左)とジョニー・デップ

 『シザーハンズ』が1990年の作品なので両者の関係はもう20年になるが、今や公私共に付き合う仲。次の作品は、60年代のテレビカルト『ダーク・シャドウズ』(2011年公開予定)といわれているが、これも再びタッグを組むという話がある。

ジョニー・デップは、なんと1963年生まれの46歳であるが、「最もセクシーな男性(男優)」といわれている。独特なラフなファッションにも特徴があり、帽子を好み(本作品の中でも帽子屋の役)、黒縁の眼鏡をかけ、無精ひげのようなひげをつねに生やしている。

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