あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第3回)--運転免許以外に何の資格もなかった

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そこで、語学関連のいろいろな資格の受験日を調べたら10月末から11月末に集中しているではありませんか。とりあえず、まとめて受けられるだけ受けてみようと、受験対策本を買いあさりました。失業中ですから、とにかく時間だけはたっぷりあります。2003年秋、まるで大学受験生に逆戻りしたような、昼夜逆転の生活が始まりました。

試験は英語のTOEICを皮切りに、中国語検定、HSK(漢語水平考試)、ハングル能力検定と受けまくりました。結果はTOEIC「945点」、中国語検定「準2級合格」、HSK「7級」、ハングル能力検定「準2級合格」、とその時点での全力は出し切った結果となりました。

実は語学の勉強は、前哨戦がありました。会社を辞める前の約半年間、雇用保険の「教育訓練給付金」を受けて外国語のコースを履修したのです。韓国語の先生は東京外国語大学を卒業した、朴さんという日本語が上手で、とても感じのいい女性でした。もちろん語学力が独学のときよりも格段に上達しました。

ちょうどその年、韓国ドラマ「冬のソナタ」がNHKで放映され始めました。妻はストーリーにはまり、私はますます韓国語にはまり、録画したものを2カ国語で何回も見ていました。

朴さんを家に招いて、夫婦そろって質問をしまくり、ドラマの背景や主題歌の歌詞を教えてもらったのを、懐かしく思い出します。朴さんはその後、アメリカに留学し、向こうで伴侶を見つけ、幸せに暮らしています。やはりすばらしいのは出会いですよね。

教育訓練給付金制度

ところで、この「教育訓練給付金」は働きながら受給ができ、会社を辞めても1年間は権利があります。社労士の受験予備校のパンフレットなどにもよく、この制度を活用できると書いてありますよね。

現在の受給要件は、「教育訓練の受講を開始した日に、3年以上の雇用保険被保険者期間がある人が、指定教育訓練を受けたとき」です。支給額は訓練経費の20%に相当する額で、上限10万円が訓練終了後に支給されます。

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