「影響力のない人」がわかっていない2つの原則 人によって説得力に差が生まれてしまう理由

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草花を育てるとき、土を耕してから種を蒔くように、誰かに影響力を及ぼす人になるためには準備が必要です。

2つのたとえ話のまとめとして、あなたに質問したいと思います。

①バフェットにあって、証券会社の若い営業担当にないものは?

②同じ「どうした? いつでも相談に乗るからね」「困っていることがあったら、言ってね」という言葉が胸に響いたり、響かなかったりするのはなぜ?

実はここに「影響力」を理解し、使いこなしていくための2つの原則が隠されています。それは「信用」と「関係性」です。

● 人は、同じ内容でも信用した相手の話に耳を傾けます
● 人は、同じ内容でも「自分と関係がある」と思った話にしか興味を持ちません

 

聞き手に信用され、相手と深く関係する話ができる話し手は信頼されます。すると、聞き手本人、聞き手のいるグループに影響力を発揮することができるのです。

つまり、影響力のある人は、聞き手にとって「信用できる話し手となる方法」を知っていて、聞き手に「この話は自分に関係があると思わせる術」を持っているのです。

短い時間でも「信用」を得るためには

では、家族でも長年の友達でもない相手との間に、短時間で「信用」を築くためにはどうしたらよいのでしょうか。いくつかテクニックがありますが、ここでは聞き手に自信を与え、行動を起こしやすくさせる「ストレングス」というテクニックを紹介しましょう。

影響力のある人はいつの間にか周囲の人を巻き込み、味方にし、動かしていきます。この巻き込む力を支えているのが、「ストレングス」です。

人を動かす秘訣は、自ら行動したくなる気持ちを起こさせること。自ら動いてもらうために必要なのは、命令口調での指示や脅しではありません。人は誰かに認められ、求められていると感じたとき、行動を起こします。

そこで、影響力のある人たちは聞き手に自信を持たせるステップを踏み、「私は力にあふれている、行動力がある、能力がある、チャンスがある」といった感覚を持たせ、行動を後押ししているのです。

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