KDDIが個人向けでは初のスマートフォン投入へ、競争激化のなか巻き返し図る

KDDIが個人向けでは初のスマートフォン投入へ、競争激化のなか巻き返し図る

「au」ブランドの携帯を展開するKDDIは、6月上旬、同社初となる個人ユーザー向けスマートフォンを発売する。同分野では米アップル社製「アイフォーン」を擁するソフトバンク<9984>がリードしているが、最後発となるKDDIは日本の携帯電話を意識した仕様で追撃を期す。

今回発表されたのは、グーグル製アンドロイドOSを搭載したフルキーボード型の「IS01」(シャープ製)と、ウィンドウズOSを搭載したアイフォーンタイプの「IS02」(東芝製)。3月30日の製品発表会でのプレゼンテーションでは、「ネットブックとスマートフォンの良いところを取った『スマートブック』というコンセプト」(高橋誠・常務執行役)の「IS01」に、特に時間を割いてプレゼンテーションを行った。

「IS01」の特徴は、フルキーボードと5インチの大型ディスプレー。電子辞書ほどの大きさがあり、通話機能を一定頻度使うことを想定した通常のスマートフォンとは別物。通話を行う際には、運転中に使うハンズフリー型のマイクなどを使用する。

ターゲットに据えるのは、「ミクシィ」などのソーシャルメディアを愛用する20~30代の女性だ。通常の携帯電話をすでに持っている人の「2台目需要」を取り込む戦略だ。そのほか、日本製の携帯電話では「壁紙」と呼ばれる待ち受け画面にこだわる女性ユーザーなどがいることから、画面上に並んだアイコンの表示を消すことができるようにするなど、ユーザーインターフェースに従来型の携帯電話の細かい仕様を盛り込んだ。

8月下旬以降、auのメール機能である「ez web」にも対応し、スマートフォンに日本製携帯電話由来のアレンジを加え差別化を図る。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 最新の週刊東洋経済
  • 御社のオタクを紹介してください
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ストロング系チューハイの光と影
ストロング系チューハイの光と影
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
人材戦略から儲けのからくり<br>まで コンサル全解明

人材の争奪戦が過熱し、年収水準もうなぎ登りに。デジタル化を背景にコンサルティング業界は空前の活況を呈しています。本特集ではコンサル業界の動向やビジネスモデルを徹底解説。コンサル会社を賢く選び、上手に活用していくノウハウを紹介します。

東洋経済education×ICT