『人間に格はない』を書いた玄田有史氏(東京大学社会科学研究所教授)に聞く

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--学者は経済政策に参加すべきでないとも。

最近の労働経済学の風潮に対するアンチテーゼも書き込んだ。学会などで、政策含意は何か、どういう政策が重要だと主張しているのか、ほぼ間違いなく聞かれる。ただし、石川先生から政策について聞かれたことはない。

政策は総合して決まっていくもので、一本論文を書いたから一冊本を書いたからといって、この政策がいいと単純に言えるものでもない。むしろ大事なのは事実と、原因の理論的検証に最大限努力することだ。政策に役立つものがよくて、すぐに役立たないものはよくないとなると、むしろ学問そのものの力が弱くなっていく。
 
(聞き手:塚田紀史 =週刊東洋経済2010年3月27日号)

げんだ・ゆうじ
1964年島根県生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科第�種博士課程退学。専攻は労働経済学。学習院大学教授を経る。著書に『仕事のなかの曖昧な不安』(サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞)、『ジョブ・クリエイション』(エコノミスト賞)、『希望学』(共編著、全4巻)ほか。

『人間に格はない』 ミネルヴァ書房 3675円

  

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