超就職氷河期だが、就職浪人生にもチャンスあり!?
文部科学省と厚生労働省の調査によると、2月1日時点で2010年3月卒業予定の大学生の就職率は80.0%。これは1996年の調査開始以来、過去最悪の数値。
就職氷河期と呼ばれた2000年の81.6%も下回ったことになるが、実は未だに2010年3月卒見込みの大学生向けの採用活動を継続している企業は少なくない。
また、就職が決まらぬまま、2010年3月に卒業する「就職浪人」にも4月以降チャンスはあるようだ。
人材紹介や採用のコンサルティングを手掛けるディスコが全国の主要企業1万3298社を対象に2010年3月及び2011年3月卒業予定者の採用活動に関して調査を行った。
その結果、2月現在で2010年3月卒業予定者の採用活動を「終了した」と回答した企業は、前回調査(2009年10月)時から2.4ポイント増加の82.8%。
まだ17.2%の企業が採用活動を継続している。
内定率の低さが話題になる一方で、6社に1社が採用活動を継続しているという結果に、「新卒採用の難しさが反映されているといえる」(ディスコ)。
また、就職先が決まらないまま学校を卒業し2011年度も就職活動を継続する、いわゆる「就職浪人生」への対応を聞いたところ、全体で23.1%の企業が「2011年3月卒業予定者と同等に対応する」と回答した。