チャットでのコミュ力がない人に欠けた視点 少ないやりとりで要領を得て成果を出す重要性
例えば、一般的に30代以上のチーフクラスと課長クラスの社員には、以下のような行動やコミュニケーションスキルが求められています。
・ 顧客・上司・後輩の考え・想いを聴き、理解している受信力
・ 新たな企画を作り、提案する発信力
・ 相手にこちらの考えを的確に伝える企画提案力とプレゼンテーション力
・ メンバーの考え・意見をよく聴き、理解を示し、信頼を得る傾聴力
・ チーム運営を円滑に行うコミュニケーション力
・ 相談に乗り、明確な指示を出す人材育成力
・ 社内において他部門との有機的なつながりを持つ人的ネットワーク
こうした行動をメールやチャットを活用して、いかに要領よく行っていけるかが、リモート時代における重要な評価基準になっていくでしょう。
チーフクラス・課長クラスの評価アップのポイント
リモートワークの浸透、さらにリーマンショック時を超える戦後最悪ともいわれる不況によって、今後の日本は、成果主義と職務主義(ジョブ型)を導入する企業が増えていくはずです。それによって、以下のような変化が想定されます。
・ 給与ダウンは当たり前
・ 定期昇給は常識ではなくなる
・ 隙間役職はなくなる
・ ポストがなければ年収は上がらない
・ 勤続・年齢・生活保障的要素はどんどん削られる
ただし、いずれにしても「成果」と「コミュニケーション」がより重視されるようになることは間違いないでしょう。
チーフクラスや課長クラスの「成果」には、部下や後輩、メンバーの育成・指導が含まれ、それが給与や評価に反映されます。
チーフクラスは、後輩の育成計画づくりを行う。計画的な育成を行い、フォローする。一部育成責任を負う。
課長クラスは、チームメンバーの人材育成責任を負う。育成計画を立案し、指導・助言し、評価を適切に行い、気づきを与え、成長させる。
部下や後輩と直接コミュニケーションを取ることが難しくなってしまったこの時代において、チャットやメールは重要なコミュニケーションツールです。
伝えたいことを端的にメッセージできているのか。
そのメッセージは、部下や後輩の育成につながるのか。
気づきを与え、成長させることができているのか。
また、上司をマネジメントする。自らが実現したいことを、上司を使って実現するための働きかけをすることも大事です。
日常のチャットやメールのやりとりの際にも、ぜひこうしたことを意識してみてください。それが、あなた自身の価値を高めることになります。
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