意外に多い、贅沢な「個室旅」ができる列車5選

密と無縁でゆったり、家族連れなどから再注目

4)寝台特急「サンライズエクスプレス」

東京と出雲市・高松を結ぶ、毎日運行している唯一の寝台特急。運賃以外に指定席特急料金のみで乗れる5・12号車「ノビノビ座席」以外はすべて寝台個室となっている。

少々値は張るが、A寝台1人用個室「シングルデラックス」は個室内にワークデスクもあり、洗面台も備え、申し分ない快適さだ。シャワーカードも付いており、同号車の共用シャワーが使用できる。1つ下のクラスB寝台でも、2人用個室「サンライズツイン」はツインベッドが並ぶ広めの空間になっている。

スタンダードな1人用個室「シングル」は7両中に80室ある。いずれも木のぬくもりを生かしたインテリアの完全個室で周りを気にすることなく快適に休みながら移動することができる。部屋にはアラーム付き時計があり、NHK-FMラジオが聴ける。また各部屋は中からカギがかけられるほか、外からは数字式の鍵でロックできるのでセキュリティも安心だ。

東京―出雲市間の場合、「シングルデラックス」は乗車券+特急料金に加え、寝台料金が1万3980円、同区間で「サンライズツイン」の場合は乗車券+特急料金に加え、おとな1人当たり7700円(2人で1万5400円)の寝台料金が必要。

JRの窓口のほか、今年の4月からは個室寝台も含めネット予約が可能になっている。ただしJR西日本の予約サービス「e5489」のみ対応となっており、とくに東京側は受け取り場所に注意が必要だ。

都心と伊豆を結ぶ新特急

5)伊豆特急「サフィール踊り子」

2020年3月にデビューした東京・新宿―伊豆急下田間を結ぶJR東日本の新しい特急「サフィール踊り子」は8両編成中2両がまるまる個室車両で、1~4人個室4部屋、1~6人個室4部屋の計8部屋を設けている。

伊豆方面の新しい特急「サフィール踊り子」(撮影:尾形文繁)
6人まで利用できるサフィール踊り子のグリーン個室(撮影:尾形文繁)

個室車両に乗り込むと、天窓から光が注ぐ明るい廊下が印象的だ。部屋は天井がとても高く、廊下同様に天窓もあり、明るい。とりわけ「1~6名個室」は広々しており、窓に沿って大きなテーブルがある。それを囲うように窓向きにソファが並び、伊豆の空と海の車窓を楽しめる。

また同列車ではネットで事前注文すればヌードル(ラーメン)などを食べることができ、個室の場合廊下側にある小さな扉付きの受け渡し口から間接的に受け取ることもできる。1~4人個室を東京―伊豆急下田間で4人利用する場合、運賃・特急料金・個室料金込みでおとな1人当たり9110円となる。難点はJR東日本の「えきねっと」などのネット予約に非対応のため、JRみどりの窓口などへ赴き、購入する必要があることだ。とはいえ、充実した個室数を誇る特急列車はこのご時世心強い。

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