意外に多い、贅沢な「個室旅」ができる列車5選

密と無縁でゆったり、家族連れなどから再注目

2)近鉄特急「しまかぜ」

近鉄が運行する、白と青のボディが眩しい豪華観光特急列車。大阪・京都・名古屋の3エリアから、伊勢神宮などで有名な三重県の伊勢志摩エリアを通り賢島まで結んでいる。

編成中に和・洋2つの3~4人用個室を備える。とくに和風個室は広く、掘りごたつタイプで靴を脱いでくつろげる。松阪牛重などの食事メニューを注文することもでき、まるで旅館の部屋にいるような気分だ。洋風個室はL字型ソファとテーブルを窓に向かって配している。

同じ号車には、部屋の扉こそないもののセミコンパートメント型で周囲を気にせず旅行できる4~6人用の「サロン席」も3区画ある。座席車両もすべて2-1列のプレミアムシートとなっており、かなりゆとりがある印象だ。

個室は1人利用はできず、3~4名利用のみ予約可能。乗車券+しまかぜ特急料金に1室1050円の個室料金をプラスすれば乗れる。

きっぷはインターネット・近鉄駅窓口・旅行会社で購入可能。個室は人気で部屋数も少なく、満室の列車が多い。計画が決まったら早めに押さえたいところだ。公式サイトで空席情報なども確認できる。

1編成に1室のみの贅沢感

3)特急「かもめ」など(JR九州787系)

九州新幹線が開業する以前、博多と西鹿児島(現・鹿児島中央)を結んだ特急「つばめ」用車両として、1992年に登場したメタリックグレーの「787系」。

特急「かもめ」などで使用する787系(写真:JR九州)
L字型ソファを備えたグリーン個室(写真:JR九州)

現在でも博多と長崎を結ぶ特急「かもめ」の一部や、門司港・小倉と博多を結ぶ特急「きらめき」などで使用されており、1号車(グリーン車)にグリーン個室が備わっている編成がある。JR窓口などにある大判の時刻表で「個4」と表記のある列車が該当する。

個室はグリーン車両に1室のみあり、L字型のソファと1人掛けの大きな座席、それに大きいテーブルが備わっている。ブランケットもある。

筆者も九州内の都市間を移動するときは、787系の個室を1人利用でよく使う。例えば博多―長崎間の場合約2時間前後と少し移動時間が長いが、自分だけのプライベート空間で有意義に過ごすことができる。

1~4人で利用でき、料金は利用人数分の運賃と特急料金に加え、人数にかかわらず2人分のグリーン料金(営業キロ100キロまでの場合2100円)を払えば乗れる。きっぷはJRのみどりの窓口などで購入可能だ。

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