大坂なおみが優勝と共に得た新スターの地位 被害者の名前入りマスク着用で人種差別に抗議
[ニューヨーク 12日 ロイター] - テニスの全米オープンでは12日、大坂なおみ(22)が同大会2回目の優勝を達成。コート内外での新たなスターとしての地位を確立させた。
大坂は2018年の同大会決勝では、セリーナ・ウィリアムズ(米国)を下して優勝。新型コロナウイルスの影響により無観客で行われた今大会の決勝では、ビクトリア・アザレンカ(31、ベラルーシ)との激闘の末、元世界ランク1位同士の対決を1─6、6─3、6─3で制した。
大坂は試合後、「私にとってとてもタフな試合だった」とコメント。「昔から見ていた選手と対戦できてうれしかったし、とても勉強になった」とアザレンカに伝えた。
今大会、大坂は黒人差別の被害者の名前入りマスクを着用。人種差別への抗議メッセージを発信し、この問題に対する社会の関心を集めた。
女子アスリートの長者番付でもセリーナを抜いてトップとなった大坂。今後は新たなリーダーとしてスポーツ界をけん引していくことが期待される。
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