ソフトバンクGがコロナ禍でも投資した「25社」

目を付けたのはアマゾン、テスラだけじゃない

例えば、ECはアマゾン以外にカナダのショッピファイやアルゼンチンのメルカドリブレ、中国の大手である拼多多(ピンドゥオドゥオ)にも投資している。EC分野の保有額は14.5億ドルで全体の約4割を占める。

BtoB関連ではアドビやズームなど6社を保有しており、エンタメではネットフリックスのほかに中国企業2社にも投資している。下の図は25銘柄の事業概要を示したものだが、ソフトバンクグループがどんなところに目をつけているかが見て取れる(外部配信先では記事中の表をすべて閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

注目すべき点はもう1つある。孫社長が8月の決算会見で上場株の投資運用を専門とする子会社を新設すると表明したことだ。資本金は600億円で、3分の2をソフトバンクグループが出し、残りを孫社長自らが拠出する。

この新会社の説明の中で孫社長は、アマゾンやアップル、フェイスブックなど、複数のアメリカのIT銘柄を試験的に投資したことも明かしている。7月以降にこの投資子会社が設立済みなのか、6月末時点でソフトバンクグループが保有する投資先(25銘柄)が投資子会社に引き継がれるかどうかなどについて、「(IT株の投資が)試験的な取り組みなので、詳細は現時点で控える」(ソフトバンクグループ広報)としている。

孫社長は「ソフトバンクグループはもはや投資会社だ」と言い切っている。それだけに、今後、新たにSECに対して保有銘柄一覧の資料が提出された際、25銘柄がどう入れ替わるのか。そして、新設する投資子会社がどれだけの規模で上場株投資を展開するのか。この2点はソフトバンクグループの投資行動を見るうえで、重要な見どころとなりそうだ。

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