小型SUVヒットの系譜、日産ジュークの次は?

ホンダ、ルノー、フォードなどが続々と参戦

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小型SUVブームのきっかけとなった日産「ジューク」(写真はニスモバージョン)

小型SUV人気の先駆けとなったのが日産のジュークだ。2013年に13万5000台を販売し、発売から40カ月で42万台を突破している。

3月に開催されたジュネーブ・ショーでは、マイナーチェンジも発表した。ジュークを生産する英国サザーランド工場は1日3シフトのフル稼働だという。

日本では発売当初こそ話題になったものの、今ではさっぱりのジュークだが、海外では絶好調だ。1.5リットルと1.6リットルの2機種のガソリンエンジンにCVTを組み合わせ、いくつかのパッケージオプションもそろえている。クロスカントリー風の外観だが、前輪駆動であることからも、実際のオフロード性能を求める人は多くはないようだ。

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フィットをベースに開発された「ヴェゼル」(写真:尾形文繁)

ホンダの小型車「フィット」をベースに2013年末に発売されたヴェゼルも、発売から1カ月で2万4900台を販売した。4月に開催されたニューヨーク・ショーでは、「HR-V」の車名で年内にアメリカで発売するという発表もあった。

HR-Vはもともと、フィットの前身「ロゴ」をベースに車高を高めたモデルとして1998年に発売され、販売実績はそう振るわなかった。HR-Vの車名を復活させたのは、ホンダの売れ筋である中型SUVのCR-Vの弟分という意味合いがあるようだ。

大型車が多い米国でフィットをベースにした小型SUVなんて売れるのか、という疑問もあるだろう。だが、ヴェゼルのボディサイズは全長4295ミリ×全幅1770ミリ×全高1605ミリと、フィットよりだいぶ大きい。フィットと比べると、前後のタイヤの距離(ホイールベース)が80ミリ長くなっており、左右のタイヤの距離(トレッド)が、前は55ミリ、後ろは70ミリ拡大されている。これによって、室内はフィットがベースと思えないほど広々している。日本で発売されているヴェゼルは、1.5リットルエンジンまたは1.5リットルエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドをそろえているが、アメリカ仕様の詳細は未定だ。

ジュークを凌駕する勢いの「キャプチャー」

海外メーカーのクルマで勢いがあるのは、ルノーのキャプチャーとプジョー2008だ。

ルノーの売れ筋モデル「ルーテシア」をベースにしたキャプチャーは、昨夏に欧州デビューしてから、欧州でこのクラスの首位に君臨していた日産ジュークを凌駕する勢いで売れている。欧州でのジュークの2013年年間販売台数が10万6000台であるのに対して、キャプチャーは半年で8万6000台を売り上げた。スペイン工場での生産は昨年11月には10万台を超え、2013年中に12万台以上を生産した。

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