空前の不況下でもサバイバーになれる条件とは 「ハケンの品格」の篠原涼子演じる「コア的」志向
正規雇用になるのは、実は難しいことではない
総務省統計局が2020年5月に発表した「労働力調査」によると、役員を除く雇用者5661万人のうち、正規の職員・従業員数は3508万人と、前年同期に比べて51万人の増加。非正規の職員・従業員は2153万人と、9万人が減少していました。
「非正規雇用から正規雇用になるには、どうしたらいいのでしょうか?」
私は非正規雇用の方々からこのような質問を受けることがあります。この数値が表しているように、実は正規雇用になるのはそれほど難しいことではありません。
私は2000人以上の企業の経営者や人事担当者と交流があります。ほとんどの企業が人手不足に悩んでおり、明るく元気で素直な人なら、いつでも雇いたいと話しています。大手は難しいかもしれませんが、中小やベンチャーはつねに人材を求めています。
もちろん「きれいなオフィスで働きたい」「この仕事以外はしたくない」といった選り好みをするのなら、そう簡単になれるものではありませんが、選びさえしなければ、正規雇用される道はいくらでもあります。
ただ、上記のデータは2020年1〜3月期の平均です。4月7日に発令された緊急事態宣言や休業要請などによって日本の雇用情勢は大きく変わりました。今後しばらくは厳選採用が続くかもしれません。
そうした状況を踏まえたうえで、非正規雇用から正規雇用になるためには何が必要なのか、大事なポイントをお伝えしたいと思います。