GM大量リコール問題、刑事訴訟に発展も

自動車大手初の女性CEOにいきなりの試練

議会に召喚されたメアリー・バーラCEO(右)。不具合による事故の遺族は憤りを隠さない(写真:ロイター/アフロ)

ゼネラルモーターズ(GM)のリコールが拡大している。点火スイッチの不具合により衝突時にエアバッグが作動しなくなる危険性があり、今年2月からこれまでに260万台をリコール。さらにシボレー、サターン、ポンティアックなどのモデルをパワーステアリングの不具合などでリコールした。現在までリコール件数は700万台近くになっている。点火スイッチの不具合によって起こった事故の死亡者は13人に上る。

GMはリコール対象車のオーナーに対し、修理が終わるまで運転を控えるように連絡。代替のレンタカーを出すなどの対処に追われている。しかし、ディーラーからは「在庫管理が大変、顧客からの絶え間ない電話応対でパンク寸前」などとの苦情が寄せられている。

リコール隠しの疑惑

今年1月にGMのCEO(最高経営責任者)に就任したメアリー・バーラ氏は、4月1日、2日に米議会に召喚された。そこで、バーラCEOは「問題解決のためにすべての情報を共有し、できる限りの努力をする」と述べたが、議員からは厳しい追及を受けた。

またGMは、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が送付した質問状についても、期限の4月3日時点で6割超しか回答できておらず、米国内で批判を浴びている。NHTSAはGMがすべての質問に答えるまで、1日当たり7000ドルの制裁金を課している。

今回のリコールで大きな問題となっているのは、組織ぐるみでリコール隠しを行ったのではないか、という点だ。

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