出会い系アプリに翻弄された女性の「7年間」

24歳から31歳までさまざまなアプリを使った

■25歳

仕事を解雇され、朝は何百人ものライバルたちと同じようにわずかなニュース編集の求人に応募をして過ごす。ケーブルテレビに加入する余裕はないので、DVDで「ザ・シンプソンズ」のシーズン1〜4を見ながら。冷凍庫の中にあるものやストックしている食材でベジタブルポットパイを作る。

夜はデートアプリで、半径3キロ以内のひげを生やした20代男性は全員といってもいいほど「いいね」をする。名前は思い出せないが、そのうちの1人の男性と会うことになり、マハリカというレストランに行く。

デートアプリをまたやめる

男性に、なぜ恋人がいないのかと尋ねる。「あなたは独り身にしては見た目がよすぎる」と言って。それですべてが台無し。彼はその質問、もしくはそう見られることを嫌がった。さらに私は、カレカレというシチューがおいしかったので、残りを持ち帰ったが、彼は持ち帰らなかった。

デートアプリをやめる。2回目。なぜ独り身なのかと女性を詮索する傲慢な男に私がなっているという正当な指摘を友人たちにされたから。恥ずかしくなる。少なくともご飯の残りはもらえたが、仕事はまだ見つかっていない。

■26歳

Tinderを始める。ティンダーは最大の会員数を持ち、OkCupidはもう誰も使っていないから。OkCupidはしょぼいけど、私は違うのだ!

ニューヨーク育ちで、専門高等学校に通い、両親が移民という男性とデートをする。これだ、と思った。運命の人を見つけたのだ。セラピストから「あなたは東欧の人とうまくいく。いい感じがする」と言われる。彼はロシア系だ。1回目のデートの後で、彼と連絡が取れなくなる。

デートアプリをやめる。3回目。孤独感が余計に増すから。なぜそうなるのか考えてみようと自分に誓ったものの、しなかった。

■27歳

Hingeの会員になる。真剣な付き合いを求めている人向けのアプリだとみんなに言われたからだ。最初のデートに行く前に、編集長から早期退職の募集に応じるよう、やんわりと勧められる。

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