トヨタ「RAV4」が並み居る競合車に圧勝した理由 日本カー・オブ・ザ・イヤー19-20選出の裏側

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
今年はトヨタ自動車の「RAV4」がイヤーカーに選出された(写真:日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイト)

12月6日、今年の「年クルマ」を選出する「2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー(略称:COTY<Car Of the Year Japan>)」の最終選考会が、東京お台場「東京国際交流館」で行われた。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

COTYは1980年に創設以来、さまざまなモデルが選出されてきたが、40回目となる今年は「トヨタRAV4」がイヤーカーに選出された。日本車の選出は3年ぶり、またトヨタ車が選出されたのは第30回(2009-2010)のトヨタ・プリウス(3代目)以来となる10年ぶりだ。最も上位の点数を獲得した輸入車に与えられるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーは「BMW3シリーズセダン」が受賞した。

今年は三つ巴の戦い

そもそも、どのようなモデルがどのような方法で選ばれるのか。ノミネート車両は2018年11月1日から2019年10月31日までに国内で発表/発売され、年間の販売台数が500台以上見込まれたモデルが対象となる(今年は日本車13モデル、輸入車22モデルの計35モデル)。

この中から、自動車メディアを中心に構成された実行委員会が選任した60名の選考委員が10台のモデル(10ベストカー)を選出。この10ベストカーの中から最終選考が行なわれ、最も高い点数を獲得したモデルがイヤーカーとなる。10ベストカーは一次予選を突破した“精鋭”たちであり、個人的にはすべての車両に満点の10点を入れてあげたいが、採点にはルールがある。

1 選考委員の持ち点は25点
2 最も高く評価した1台に必ず10点を入れる
3 残りの15点を4台に配点(ただし9点以下)

その最終結果が下記である。

1位 トヨタ RAV4 436点
2位 マツダ MAZDA3 328点
3位 BMW 3シリーズセダン 290点
4位 トヨタ カローラ/カローラツーリング 118点
5位 ジャガー I-PACE 109点
6位 ジープ ラングラー 56点
7位 ホンダ N-WGN/N-WGNカスタム 54点
8位 メルセデス・ベンツ Aクラス/Aクラスセダン 53点
9位 日産 デイズ 三菱 eKクロス/eKワゴン 35点
10位 ダイハツ タント/タントカスタム 21点
次ページ昨年と今年のCOTYの違いは?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事