「鉄」以外も集まる西武車両基地の名物企画

来場者のお目当ては歴代特急車両だけでない

と、これで終わってしまえば単なる“プチ・鉄道博物館”。もちろんこうした名車両たちの展示もメインイベントなのだが、むしろそれ以上に面白そうなイベントも同時に開催されていた。

車両展示ゾーンよりもさらに奥のエリアで催されていた「ちちぶ車両基地酒場 2019 in 横瀬」である。

この車両基地酒場イベントは昨年から基地公開イベントと同時に行われるようになったもので、秩父地方の名店が軒を並べて出店。アルコールからフードまで、「秩父の味」を楽しめるものだ。そしてイベントに足を運んでいる家族連れや地元の人たちの多くは、車両基地酒場がお目当てのよう。小さな広場の中央に置かれた大きなテントではたくさんの人たちが思い思いに酒とツマミに舌鼓を打っている。

通勤車両の座席で酒を飲む

さらにその脇に鎮座する西武鉄道9000系「L-train」(つまりは西武ライオンズ仕様のラッピング電車である)も開放されて、車内には中吊り広告ならぬ中吊り赤ちょうちん。「通勤電車のシートに座って酒を飲む」という特別な時間を過ごすことができる按配になっている。つまるところ横瀬車両基地でのこのイベント、単に「車両基地を一般公開する」にとどまらず、地域の味が楽しめる、ちょっとした秋祭りのような性質をもっているのだ。

秩父は猪や鹿などが多くジビエ料理も(筆者撮影)
001系Laviewをバックに秩父ホルモン(筆者撮影)

では、どのような店が出店しているのか。ひときわ長い行列ができている店に向かうと、そこは「食彩秩父じんじんばあ」。猪肉の串焼き(つまりはビジエである)や鮎の塩焼きを食べさせてくれる店だ。

そしてその近くにもいい香りを漂わせる「秩父ホルモン酒場 まる助」。秩父はホルモンも名物の1つだ。このお店、最初は秩父の1店舗からはじめたところ、今ではさいたま市内にも進出するまでになったという。

フードではほかにも秩父名物みそポテトのお店や横瀬産原木しいたけのお店などなどがズラリ。このあたりでいくつかツマミを見繕い、続いては肝心のお酒である。

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