リコール、特許侵害…トヨタが抱える懸念、北米で相次ぐトラブル

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不具合、特許侵害ともに調査結果が出るのはまだ先。だが深刻なのは、トヨタ車の品質や技術に対する顧客のイメージ悪化だ。

9月のトヨタの新車販売は前年比12.6%減で、最悪期だった4月の同41.9%減からは明らかに大底を脱した。仮にリコールが実施されると、対象車380万台は北米販売計画186万台の倍以上。せっかく回復しかけた矢先のつまずきはきつい。

破綻したゼネラル・モーターズなどが市場シェアを落とす一方、低燃費で勝る日本や韓国勢は浮上している。日米自動車摩擦を体験済みのトヨタだが、再び米国の“虎の尾”を踏んだのか。当局の最終判断が下されるまで、神経質な日々が続きそうだ。

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大野 和幸 東洋経済 記者

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おおの かずゆき / Kazuyuki Ohno

ITや金融、自動車、エネルギーなどの業界を担当し、関連記事を執筆。資産運用や相続、年金、介護など高齢化社会に関するテーマでも、広く編集を手掛ける。大野和幸(X)

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