婚活パーティーに参加したこともあるが、心理士という職業柄、どうしても他人の行動に目がいってしまい「この人はこうすればもっとモテるのに」と、心理分析をしてしまったという。
「婚活パーティーでは恋人ではなく友達はできました。それに、出会いっていっぱいあるじゃないですか。例えばバーに飲みに行ったら隣の人に声をかけますし。出会いがないと言っている人は外に出ていないだけなんですよね。また、年収1000万以上の人や経営者の男性のみ参加できるエグゼクティブパーティーに参加した際は、ブランド物のバッグを持っているお金が好きそうな小綺麗な女性ばかりで、パーティーの種類によって集まる層が違うことにも驚きました」
自分の子どもが欲しい
現在、横田さんは婚活をしていないが、結婚願望はある。その理由の1つは子どもが欲しいからだ。現在41歳なので、今から子どもをつくるとなると、体力的にもそろそろしんどいところだ。現在、2~3歳前後の育児をしている同年代の友人が多いが、とにかく鬼のような体力なので、一緒に公園で遊ぶとぐったりしてしまうとよく言っている。
「子どもが大好きなんです。小さい頃入院していたとき、よく自分より小さな入院している子どもに紙芝居を読んであげていました。早く自分と血のつながっている子どもが欲しいです。もし、自分の生殖機能がダメだった場合は、里親も視野に入れています。今、仕事で生後間もない乳幼児から学童期をメインに療育をしているので、育てている感じがしてとても楽しいんです。でも、それがわが子となるとまた接し方も変わるだろうし、それを生きているうちに経験したいんです」
理想の女性のチェックリストが70以上もある横田さんは「ぴったり当てはまる人はアンドロイドだ」と自覚はしている。最後、1つだけ譲れない項目があるとしたら何かを尋ねてみた。すると、う~んと唸った末、こんな回答が返ってきた。
「いちばんはその人が僕のことをずっと好きでい続けられるかどうかという自信が僕に伝わるかです。昔は愛されるより愛したい派だったのですが、今は愛するより愛されたいんです。あともう1つは食とお金の価値観ですね。価値観が合わないと話が合わず楽しくないし、週に1度はデートして外食したいです」
1つではなく2つ返ってきたが、交際相手もおらず婚活もしていない今、困っているかというとそうでもないらしい。それでも結婚願望があるのは、1人っ子であることと、すでに母親が他界し、父親もそれなりの年齢。もう自分しか「家族」を作ることができないからだそうだ。
「日本は結婚すると『家族』になりますが、アメリカはベビーシッターに預けて夫婦でデートするし、寝室も親子は別。子どもの前ではお父さんでいいけど、夫婦2人のときは名前で呼びます。それがめんどくさいと思う女性だと無理ですし、海外に住みたくないという人も無理です」
日本での氷河期を経験していないのとアメリカの価値観も混ざり合っているため、かなり独特の人生を歩んでいる人だった。結婚観や仕事について豪快に話す姿はまるで、帰国子女と話しているかのような濃密な時間だった。
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