中川翔子「いじめられた過去を断ち切る方法」 インターネットとの楽しいつきあい方

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中川翔子(なかがわ しょうこ)/1985年東京都生まれ。2002年にデビューし、歌手・タレント・女優・声優・イラストレーターとして活躍中。いじめや引きこもりのテーマを発信し、自著『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』(文藝春秋)がヒット中(撮影:今井康一)

――中川さんの、おすすめのネット活用法は。

SNSアカウントで1つ「褒めるだけ」のアカウントを作ってみることですね。推しでも、ペットでも、なんでもいいんです。つらいことがあると、どうしてもネガティブな言葉がループしてしまうんですけど、言霊ってあるし、自分に跳ね返ってくると思うんです。ポジティブな言葉をどんどん発したほうがいい。

――実際に、中川さんも「褒めるだけ」アカウントを作っていたんですか。

そうですね。自分が好き!っていうモノや言葉だけをたくさん書き残して、明るい遺書を作る気持ちでやっていました。気持ちをうまく口にすることができないときも、前向きな言葉を書きためる癖がつくことで、指が先に会話するようになったんですよ。そうすると、自然と気持ちも明るくなるんです。人生って、健康に生きられたとしても約3万日しかない。それなら、死ぬ前の走馬灯にできるだけ明るいことが浮かぶほうがいいなと考えるようになったんです。

――心もポジティブな方向に進んでいったんですね。

そうですね。オタク仲間やインターネットと出会えたのも大きかったです。私の時代はなかったけれど、今だったら、お絵かきが好きならpixivとか、専門のネットサービスもたくさんあります。Twitterも、専用アカウントで交流する文化もありますし、うまく合うものを見つけて楽しめたらいいですよね。

私のおすすめは、オンラインゲームです。自分の話をしなくてもいいし、メッセージのやり取りがなくても、協力プレイで交流できるんですよ。年齢も、性別も関係なく楽しめます。

教室から一歩踏み出せば、友達はできる

――実際に、中川さんが今仲良くしているお友達も、ゲームや漫画、アニメなどの趣味を通して打ち解けた方々ですよね。

今、学校の教室で苦しんでいる子には「大人になってからでも、お友達はちゃんとできるよ」ということを伝えたいです。私には「どうせ自分なんか」「みんな敵」という気持ちがずっとあったんですけど、大人になってから教室の外に出てみると「自分と仲良くできる明るい人」って、実はたくさんいるんですよね。中学時代はスクールカーストの上のほうにいたはずの人とも、友達になれています。

――教室から一歩踏み出せば、友達はできると。

私はインドアだけど、モーニング娘。OGの飯窪春菜ちゃんはよく外に連れ出してくれるんです。自分とは違うアクティブな友人がたくさんできて、触発されています。

学校の中にいると、その中でポジションを探してしまうからつらいんですよね。同じクラスでずっと合わない人といたら、それはもめると思うんですよ。私は中学でいじめられてから、通信制の高校に進学しました。みんな年齢もバラバラだし、年上や年下の友達ができてから、変わりましたね。今では年上の仲良くしてくれる方も増えて、(歌手でアニメソングの帝王とも呼ばれる)水木一郎さんとも、オンラインゲームでよく遊んでいます。

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