駅で「焼き餃子」、ホームで食べると実にウマい JR両国駅「幻の3番線」で今年も開催

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メニューを紹介すると、はじめてセットは「ギョーザ」または「しょうがギョーザ」1袋(共に12個入り)とお好きなドリンク1杯で500円。ダブルはじめてセットはこの2種類のギョーザとドリンク1杯で700円。

パラダイスさんが焼いた3袋分のギョーザ(筆者撮影)

昨年と違うのは、セットを買うともらえるのがギョーザタオルになったことだ。汗を拭きながら食べるのにちょうどよい。さらに首に巻くと、ちょうど「ギョーザ」の文字が並ぶので、おしゃれアイテムとしても使えるかもしれない。

システムは昨年と同様、ギョーザの注文も、運ぶのも、焼くのもセルフサービスだ。テーブルに設置されている紙に、買うものを書いて売り場レジに出し、現金と引き換えに品物を受け取り、自分でテーブルに運んで焼く。

テーブルにはずらりとこだわりのタレの瓶が並ぶ。焼き方が書かれているシートや砂時計の5分計も例年と同じだ。

「餃子の王様」が焼くギョーザ

そして今回、私がお声がけしたのがパラダイス山元さん。音楽家としても、公認サンタクロースとしても有名な方だが、蔓餃苑(まんぎょえん)という会員制の高級餃子専門店をやっていることでも知られている。

左から、今回のギョーザ仲間、大久保ノブオさん(ポカスカジャン)、パラダイス山元さん(音楽家、公認サンタクロース)、味の素冷凍食品 黒崎正吉社長、石川浩司さん(元たま、パスカルズ)、筆者(筆者撮影)

私も何度か訪れているが、蔓餃苑は通常営業のお店ではなく、パラダイスさんが気まぐれに開く、ホームパーティーのようなイメージ。オリジナリティあふれる餃子で「餃子の王様」と呼ばれるにふさわしい。

さて、そんなパラダイスさんにギョーザを焼いてもらおう、というずうずうしいお願いをしたにもかかわらず、友人2人を連れて快く来てくださった。

友人の1人は石川浩司さん。かつて「たま」というバンドでランニングを着て太鼓を叩いていた方だ。現在も「パスカルズ」でパーカッションを担当している。現在放送されているドラマ「凪のお暇」ではパスカルズがサウンドトラックを手がけている。ドラマを盛り上げてくれる個性的な音楽はとても私の好みだ。

もう1人は大久保ノブオさん。ワハハ本舗の座長でもあり、ポカスカジャンというバンドで活動、「ガリガリ君」のCMソングなどを長年担当している。3人は「荻窪ヒッターズ」という全員打楽器のユニットバンドを組んでいる。

まず最初は昨年と同じ、推奨の焼き方を試すことにした。手順としては、火をつける前に凍ったギョーザを並べ、ふたをして火をつける。中火で約5分、蒸し焼きに。その後ふたをとり、羽根に焼き目をつける。

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