「このエリアには、もっと元気になってほしい」――。9月2日に開かれた竣工記念式典の席上で、原田一之社長が力説した。
京急と横浜は切っても切れない関係がある。京浜工業地帯は明治期から戦後の高度成長期にかけて日本の経済を支えてきた。三浦半島エリアは京浜工業地帯のベッドタウンとして栄え、品川と三浦半島を結ぶ京急本線は沿線で働く人たちの重要な交通手段であった。
しかしその後、多くの企業が京浜工業地帯から工場を移転させ、三浦半島エリアの人口も減少に転じた。まさに「元気がない」状態が続いている。
京急としては、沿線のど真ん中に自ら本社を移すことで、沿線活性化の一助としたいと考えた。京急の駅別1日平均乗降人員を見ると、横浜は1日平均32万人で、品川の28万人、川崎の12万人を上回る。京急にとっては最重要の駅ともいえる。
横浜で大型開発も計画
一方で、「横浜は立地的に恵まれており、今後活性化できる余地は大きい」と原田社長は考えている。リニア開業後の東京の玄関口・品川から20~30分の距離にあり、空の玄関口・羽田空港からも30分しかかからない。ビジネス拠点としては東京都心に勝るとも劣らない。
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