マイクロソフト戦記 世界標準の作られ方 トム佐藤著
1980年代から90年代初頭、IT業界の黎明期にOSのデファクトスタンダードを狙ってしのぎを削るマイクロソフト。日本法人のウィンドウズプロダクトマネージャーとしてその最前線にいた著者は、ウィンドウズが業界標準になりえた理由に、核としてのテクノロジーと、市場のコンセンサスを得るための戦略および関係者とのネットワークの重要性をあげる。いかに業界を巻き込むか、だと。
アスキーと共同開発したMSXでの失敗、次々に現れては消える新規格に撤退していくPCメーカーとの攻防、そしてウィンドウズ3・0の勃興。デファクトスタンダード誕生までのリアルでスリリングな、まさにマイクロソフトの“戦い”の記録である。
新潮新書 756円
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