知らないと大損する保険契約「3つの基本」

老後不安をあおる勧誘の罠から逃れるには?

知り合いや「いい人」に勧められると契約してしまうが……その保険は本当に必要か(写真:KY/PIXTA)

「老後資金2000万円不足問題」でマネーセミナーが盛況だそうです。金融庁審議会の報告書について新聞記事が出て、ツイッターで大荒れした日からしばらくは、雑誌でもよく紹介される会社のセミナーは、無料のものはもちろん、有料のものも申し込みが殺到していたということです。

「中立だ」とうたうこの会社のセミナーに出た後、個人相談で外貨建て保険を買わされてご相談に来られる方は以前から何人もいるので、私は「あらー」という思いでした。

また、かんぽ生命と販売受託している日本郵便の不適切な保険販売も明るみになり、そのあまりのひどさに暗澹(あんたん)たる思いです。人を信じて買った結果、トラブルが生じてしまったという、つまりは「人のリスク」によるものです。このようなリスクは、どうやって回避したらいいでしょうか。

なじみの「いい人」に勧められると買ってしまう

「人のリスク」の厄介なところは感情が介在することです。かんぽ生命の件は、普段からなじみのある郵便局の人に勧められたことで、多くの方々は疑うこともなかったのでしょう。かんぽ生命、ならびに日本郵便の罪は重いと思います。

ただ、売り手側は「この人をだましてやろう」とは考えてはいないでしょう。「ノルマのため」「手数料を得るため(収入のため)」に顧客本位ではない販売をしたのですが、保険販売の不思議なところは、「お客様のため」と信じて販売している人もいることです。「私たちは保険を売っているのではない。お客様に安心を提供しているのだ」と心から信じている販売員も多いのです。

保険販売を手がけているファイナンシャルプランナーもいますが、「お金を殖やしたい」というニーズに対し、少し勉強すれば、保険以外に顧客に有利な選択肢が存在するとわかるはずですから、プロとしては知識不足です。

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