タレント千秋が「子育て後」を問いかけるワケ 高校生のママ「超ヒマなんですけど!」
――まずは、子育てが忙しかった時期について教えてください。どのように仕事と両立してきたのでしょうか。
出産の1カ月前まで仕事をしていて、産後は2カ月後に仕事へ復帰しました。仕事の間は基本的には母に預けていましたが、ほかにも24時間対応の保育園など2つ登録して、友達にもどんどん預けていました。周りの友達には「私も預かるから、預けていい?」ってお願いしていたんだけど、みんな私には預けてくれなかった。心配なのかな(笑)。
だから仕事の前に車で2時間かけて友達の家に行って、娘を預けて、仕事して、終わったらまた2時間かけて迎えに行ってってこともありましたね。でも私は全然大変だとは思ってなかった。逆に、せっかく預けてきたから頑張ろうって、仕事をするありがたみは感じるようになっていました。
目標は「憧れじゃなくて踏み台になるようなママ」
――1998年にポケットビスケッツとして紅白歌合戦に出場して、2003年に娘さんを出産されています。仕事も忙しい時期だったのでは?
もともとそんなに仕事が忙しい方ではないんですが(笑)、子どもを産んでからは仕事は週の半分にしようと決めていました。子どもといる時間を週の半分は取りたかったからです。
それとは別に、子どもを産んだら注げるエネルギーは子どもに50%、仕事に50%になってしまうかなと思っていたんですが、結果的にはそれぞれに100%になった。自分のパワー全体が200%に増えた感じです。
もちろん時間は半分になるんだけど、自分の中では両方に100%の力で向き合っていて、合わせて200%の力を出せました。出産のために入院しているときも原稿を2つ抱えて「終わんない、終わんない」って言っていたし、娘が幼稚園に上がるころまで多いときには連載が7本あって、ずっと締め切りに追われていたんです。いま思うとあんな忙しいときに、よくやってたなと思います。