宮迫と亮の「不本意な告発」が起こした巨大衝撃

「窮鼠猫を噛む」、吉本興業の姿勢問われる

さらに宮迫さんは、「亮くんは『やめてでも僕1人でも会見をさせてくれ』と声をあげてくれました。そのとき吉本興業の岡本社長が、そこにいた弁護士、社員、『すべて外に出ろ』と言って、僕たち(芸人4人)と岡本社長の5人だけになりました。最初に岡本社長は、『お前らテープ(レコーダーを)回してないやろな』と言いました。『回していません。そんなことするわけありません』と。『亮、お前辞めていいよ。辞めて1人で会見してもいいよ。(でも、それをしたら)全員クビにするからな』と言われました。『俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ』と言われて、全員何も言えなくなりました」と、呼び出された6月24日の状況を克明に語りました。

「クビにするぞ」は、最もパワハラ認定されやすいとされるフレーズ。しかも「全員」という後輩を巻き添えにする脅しのフレーズを本当に使っていたのなら驚かされますし、部屋から関係者を追い出して密室のようにしていたことも、常態的なパワハラを想像させます。この告白以降、宮迫さんと亮さんを見る人々の目は一変しました。

笑いを届ける企業とは思えない冷酷さ

繰り返し嘆願したことで「会見を開かせてやる」という承諾は得たものの、「期限はこっちで決める。それはこっちの権限だ」と言われた宮迫さんは、「あの空気感、あの感じ……『ひと月、ふた月引き延ばされて、結果うやむやにされるのではないか』という不信感が拭い切れなかったので、僕たちは自分たちに弁護士をつけることを選択しました」。

この選択が両者の対立を決定づけ、2人はさらに追い込まれていくことになります。宮迫さんは、「2日前、僕たちの弁護士さんのところに書面で、『僕と亮くん2人の引退会見、もしくは、2人との契約解除。どちらかを選んでください』という書面が突然送られてきました。意味がわかりませんでした。引退ということもなく、謝罪会見をさせてもらえると思っていた僕たちはどうしたらいいのかわからなくなりました」。

このあたりは弁護士同士のやり取りだけに法的な問題は考えにくく、吉本興業には書面を正当化する裏付けがあるのでしょう。ただ、そこに一切の温情はなく、笑いを届ける企業とは思えない冷酷さを世間の人々に感じさせてしまいました。

以降、2人は岡本社長とは話せず、しかも「2時間後から引退会見をするならば、『こちらで考えているQ&Aを練習してもらいます』と言われました」。2人が希望していた生放送(生配信)でなかったこともあり、「吉本興業を辞めて、自分たちで会見を開こう」という判断に至ったようです。

さらに亮さんは、「もともと好きだった会社なのに、こんな風に変わっていくんだ」と、吉本興業への不信感を隠しませんでした。

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