シャワー派もOK!「お腹が凹む入浴法」3大秘訣 「内臓脂肪を減らす」超簡単な方法とは?

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入浴タイム活用法の3つめは、「入浴後に1杯の氷水を飲む」ことです。

【3】入浴後に「1杯の氷水」を飲む

お風呂上がりは汗をかき、水分が失われています。そのため、入浴後の水分補給は大切ですが、できれば「氷水での補給」がおすすめです。

「せっかく体が温まった状態なのに、体を冷やすのでは?」と思われるかもしれませんが、ダイエットのためには「冷たい水」がいいのです。

ご存じのように人間には体温があるため、冷たい水を飲むとその分だけ「体温を上げよう」としてエネルギーを使います。

例えば、冷たい水と、ある程度温かい水とでは、お湯を沸かすときに必要なエネルギー量が違います。それと同じようなことが体内でも起きるのです。

このエネルギーは体内の糖分や脂肪を燃やしてつくるので、それだけ代謝がアップします。ですから入浴後や運動のあとには、「冷たい水」がおすすめなのです。微々たるものですが、「チリも積もれば山」となります!

ただし、冷水を大量に一気飲みすると血圧が上昇したり、胃腸に負担がかかったりすることがありますので、少量ずつゆっくり飲むようにしましょう。

多忙なビジネスパーソンこそ「入浴タイム」でやせる!

入浴タイムは、のんびり湯船につかったり、音楽を聴いたり、読書をしたりなど、さまざまな過ごし方があると思います。あるいは、時間をかけずにシャワーだけで簡単にすませる人もいるでしょう。

時間のかけ方が異なっても、「入浴タイム」を有効に使って「内臓脂肪」を落とすというのは、忙しいビジネスパーソンのみなさんにとっては、とても効率がいい方法ではないでしょうか。

毎日の習慣を有効利用して「内臓脂肪」を落とせば、「見た目」が若返るだけでなく、何より「健康」な体に近づいていけるのです。

無理に激しい運動をしなくても、正しい食生活とともに毎日の生活習慣に「ちょっとした工夫」を取り入れることで、「お腹を凹ませる」ことは十分できる、私は実体験からそう確信しています。

池谷 敏郎 医学博士/池谷医院院長

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いけたに としろう / Toshiro Iketani

1962年、東京都生まれ。医療法人社団池谷医院院長。東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、医療法人社団池谷医院理事長兼院長に就任。専門は内科、循環器科。現在も臨床現場に立つ。生活習慣病、血管・心臓などの循環器系のエキスパートとして、数々のテレビ出演、雑誌・新聞への寄稿、講演など多方面で活躍中。東京医科大学循環器内科客員講師、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。著書に『体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!』(三笠書房)、『「血管を鍛える」と超健康になる!』『血管の名医が教える15歳若返る習慣』(ともに知的生きかた文庫)などがある。

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