『せっかくのキャリアが、ローテーションで台無しに・・・』(38歳男性)

城繁幸の非エリートキャリア相談

『せっかくのキャリアが、ローテーションで台無しに・・・』(38歳男性)

終身雇用の崩壊、成果主義の導入などにより、日本人の「働き方」は激変。その結果、自身のキャリアに迷えるビジネスパーソンは増えていくばかりだ。これまでの古い「昭和的価値観」から抜けだし、新たな「平成的価値観」を身に付けるためにどうすればいいのか。日本の人事制度を知り尽くした城繁幸氏が、あなたの悩みにお答えします。

CASE:26

『せっかくのキャリアが、ローテーションで台無しに・・・』(38歳男性) 

<相談者の悩み>

 食品系の中堅商社に勤務する営業職です。今年で38歳になります。今の会社で15年、ほかの会社は知らない私ですが、今後のことも含めて、最近色々と考えるところがあります。

 現在の担当業務は、担当エリアの取引先(小売店舗中心です)を回る営業業務ですが、マーケットリサーチ的な部分も多く、非常に良い経験になっていると感じています。ただ頭を下げて回るだけでなく、頭を使ってニーズをつかみ、本社側にフィードバックすることで、会社の売上げに大きく貢献できると思うからです。

 ところが先日、上司から「本社の商品管理系の部署に異動してくれ」と内々の通知がありました。これまであまり馴染みのない部門です。なにより、せっかく今の仕事で積み重ねたキャリアが無駄になってしまいます。

 今の部署に残れないかと上司へ聞いてみたところ、「うちの会社は、複数の部門を経験していないと管理職へは登用しない方針だから、今のうちに別の畑も経験しておいた方が良い」と言われました。正直、あまりマネージャー職には魅力を感じていませんし、キャリア的にも断絶してしまうため、自分としては現在の業務を続けたいと考えています。

 社内では解決法は無いのでしょうか?また転職するとしたら、年齢的にも厳しいと思われるのですが、なにかポイントのようなものがあれば教えてください。

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