もうひとつの問題は、市場とのコミュニケーションの混乱による不確実性の高まりだ。野村証券の中島武信・シニア金利ストラテジストは「利上げを見送った後、再開時期をめぐって市場に波乱が生じるだろう」と話す。また、「QTについてはかつて経験がないため、FRBはさまざまなシミュレーションを行って、一定のペースで落としていくことを決めた。これまでは、自動的に削減していく方針は変えないとしていたのに、分析もしていない状態で見直す可能性に言及したことで、不確実性を生んでしまった」と指摘する。
この記事は有料会員限定です
残り 822文字
