アジアカップ開幕!注目集まる若手3人の存在

森保監督率いる日本代表の試金石となる大会

改めてその8年前を振り返ってみると、アルベルト・ザッケローニ監督(現・UAE代表監督)率いるチームで、本田は4-2-3-1のトップ下、岡崎は右MF、香川が左MFに陣取った。本田はゴールこそ2戦目のシリア戦でのPK1点のみにとどまったが、最前線に位置した前田遼一(J2・FC岐阜)とタテ関係を形成しながらタメを作り、攻撃陣に落ち着きとアイデアをもたらした。それが大会MVPという形で評価された。

岡崎は当初、松井大輔(J2・横浜FC)の控えからスタートしたが、松井がシリア戦で負傷交代したのを機にレギュラーを奪取。3戦目のサウジアラビア戦でハットトリックを達成するなど傑出した存在感を披露。確固たる地位を築くことに成功した。

アジアカップを契機に活躍した3人に重なる

そして、同大会からエースナンバー10をつけた香川も序盤こそ重圧に苦しんだものの、吉田の退場などで絶体絶命の窮地に追いこまれた準々決勝・カタール戦で2ゴールの大活躍。新10番に相応しい創造性とアイデア、決定力を遺憾なく発揮した。準決勝・韓国戦で右足第5中足骨を骨折し、最後のファイナル・オーストラリア戦を棒に振ったものの、「真司は(元イタリア代表10番のアレッサンドロ・)デルピエロになれる」とザック監督に太鼓判を押されたほどだった。

この3人が2018年ロシアワールドカップまでの7年間、日本代表をけん引したのはご存じの通り。南野と堂安も同じような布石を打てれば理想的だ。

「(中島を含めて)新ビッグ3と言われている? 今まで呼ばれてきたメンバーとは経験も違いますし、自分たちが残してきた形跡もまったく違う。まだまだ比較にならないので、これから少しでも追いつけるように頑張りたいです」と20歳の堂安は神妙な面持ちで言う。

しかしながら、敵を翻弄する精度の高い左足の技術とシュートセンス、強靭なメンタリティを備えた若武者は「僕の性格を知っている人は分かるでしょうけど、(8年前と)同じじゃ嫌なので。同じような結果を出しても僕は満足しないですし、何か違う結果で国民のみなさんに自分の力を見せられたらと思います」と堂々と宣言してみせた。

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